MACHINES GALLERY

Porsche 917 Driven by Jo Siffert
( 1969 Japan GP )
1/24 Scale Fujimi/Union
 
 
 60年代の日本グランプリは、やはり特別な思い入れがあります。
私が最初にTVで見た日本グランプリは、1966年の第3回日本グランプリでしたが、やはりその翌年に開かれ、あの生沢 徹が優勝した日本グランプリは特に印象に残っています。
そして、T.N.Tの対決に沸いた68年、69年のグランプリは、レースファンのみならず、日本中のマスコミまでもが取り上げたほどの盛り上がりを見せたのでした。
 その頂点でのレースとなった1969年日本グランプリにタキレーシングよりエントリーしたポルシェ917は、当時のポルシェのエースドライバーであったジョー・シファートを招き、ワークス・ポルシェと言って良い体制での参戦でした。しかし、少ない練習時間や富士の悪天候などの理由で本来の性能をレースに発揮することが出来ず総合6位に終わったのは残念の一言でした。
  
 今回、この917を製作するために苦肉の策として、フジミ製1/24ポルシェ917Kの前半部分(上の写真のグリーン部分)とユニオン製1/20ポルシェ917のリアカウルとサイド下回りを合体させて作るという方法を取ることにしました。(後ろにあるのは、さかつう製1/32の完成車)
フジミのボディは、UNION/エレール製1/24ポルシェ917Kよりも幅が大きいため、比較的小さめに出来ていたUNION製1/20ポルシェ917のショートテールモデルとが丁度寸法的にピッタリだったので、ちょっと大きい気もしますが、このまま進めることにしました。
ただし、ホイールアーチが1/20のため大きめのUNION製をプラバンとパテ埋めで修正し、同時に917Kとは違う形状をしているフロント先端部分も同じくプラバンとパテにより修正しています。
なお、リアホイールアーチにあるオーバーフェンダー、フロント両サイド、およびリアエンドのスポイラーは、プラバンより製作し、装着しました。
リアウインドウも少々大きめだったので終わりの部分を削って長さを小さくし1/24に合わせてあります。
 


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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.