60年代後半、インディ500マイルレースの主役は、ロータスなどに代表されるヨーロッパのコンストラクターであった。これは、アメリカのフォードがル・マンを侵略したこととはまったく逆の現象である。
前年の67年では、やはりタービンカーをドライブしたパーネリー・ジョーンズが終盤リタイヤして優勝を逃しているだけに、68年のロータス56タービンには期待がかかっていた。しかし、結果はトップを快走していながら、やはり終盤のリタイヤ。その後は、タービンカーの規則が厳しくなり、レシプロエンジンへの回帰となってしまう。 わずか2年余りの間だったが、話題を独占したタービンカーを、今回、当時のクライマックス製クリヤーボディを参考として、レジンでリプロしたボディを元に製作してみたのでご覧ください。
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