HONDA 800R --------

 1968年。HONDA RA302は、フランス・グランプリにおいてデビュー。
しかし、結果は1周目に炎上。ドライバーのジョー・シュレッサーは、焼死という最悪の結果となった。
当時最強のエンジンと言われたホンダV12を載せたRA301によるグランプリ参戦中のホンダグランプリ部隊とは別に組織されたこのホンダチームは、強制空冷3000ccV8エンジン搭載という画期的なマシンを持ち込み、臨んだのだが・・・。
それから1年後の1969年。ホンダ系のチューニングメーカーRSC(鈴鹿レーシング・サービス・クラブ)より鈴鹿500Kmレースに1台の純白な2座席レーサーがエントリーした。
その名を“HONDA 800R”。ドライバーを務めるのは、RSCの名ドライバー“高武富久美”。
RA302のボディデザインを継承するような曲面を多用した2座席レーサーだ。エンジンは、当時一番利用されていたと言っていいホンダS800用の791ccを846ccにスケールアップしている。フレームは、当時のブラバムF3用を利用し、2座席用に改造している。
そして、注目すべき点は、ホンダF1(1.5リッター、および3リッター)のパーツを多用している事だ。ダンパーやワンタッチカウリング止めなどはまさしくホンダフォーミュラのものだった。
このホンダF1的なイメージは、この次のマシンとなった“HONDA R1300”により、より鮮明な印象として登場することとなる。


TOP: HONDA 800R in 69'Suzuka 500Km race.

1/24scale HONDA 800R -----
(C) Photograph by Hirofumi Makino.
Resin body & Frame -----
(C) Photograph by Hirofumi Makino.
1/24 scale HONDA 800R model full kit ------
(C)Photographs by Hirofumi makino.


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(C) Modeling, photograhs by Hirofumi Makino.