MSL CAN-AM 第2戦 ミスターパーフェクト Mr.Kogi's McLaren M6A 2連勝!!
第1戦に続き深谷「シャパラル・サーキット」で開かれた第2戦は、小儀和宏氏のマクラーレンM6Aの2連勝で幕を閉じ、1967年の実車がそうであったように初代シリーズチャンピオンに向かって大きく前進したのでした。
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TOP : The winnig machine's McLaren M6A. |
予選タイムアタック!!
年功序列ということでまずは親分こと“田所博史”氏がトレードマークであるイエローカラーも鮮やかなニューマシン“マクラーレンM6B”ジョー・ボニエ仕様でアタック開始!! 予選方式は、5コースで5周して一番良いタイムが予選タイムとなる方法。 田所親分は2周目に出した“7.915”秒が最高タイムとなりまずはトップ。 そして、2番手登場は黄金のルーキー(!?)“菊池 勉”氏。レンタルマシンであるローラT160を駆りなんといきなりの“7.886”秒でトップを奪取。そして、ただ一人CA-2クラス(1968年以降のCAN-AMマシンクラス)となってしまったDr.K氏はポルシェ917/10ターボでやや遠慮ぎみの“8.045”秒。 続いて登場したMSL CAN-AM主催者であるM凡太郎はマクラーレンM8Aとドイツの最新シャーシであるMOTOR MODERNのセッティングがやっと合ってきたのか本人もあっと驚くベストラップ“7.849”秒を叩き出す。 そして、登場した真打“ミスターパーフェクト”緒戦完勝の“小儀”氏はちょっと大人しい目に“7.903”秒で前回のポールタイム“7.746”秒を破ることが出来ず予選3位。しんがりは予選ぎりぎりに登場した野村氏のローラT160TSは実車同様ベストセッティングが出来ていないらしく“8.730”秒で6位に終わる。
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TOP : Bontaro's M8A had qualified into pole position in a Can-Am round 2. TOP : The golden rookie "Tsutomu Kikuchi"'s Lola T160 gots a 2nd position. (C) Photographs by Hirofumi Makino. TOP : The 4th position McLaren M6B drivin by Hiroshi Tadokoro. (C) Photograph by Hiroshi Tadokoro. |
決勝、そして大波乱の第1ヒート!!
さて、予想外のポールポジションを得た凡太郎が第5コースを選んだことにより予選2位の菊池氏は3コースを選択、小儀氏は2コース、田所親分は4コース、Dr.K氏は6コース、そして、野村氏が7コースという第1ヒートコース順となりスタートを待つ。
TOP : Exciting start heat 1 at Can-Am round 2. |
TOP : Golden Age Sloter Hiroshi Tadokoro and Tsutomu Kikuchi. 特に親分こと田所氏は、今回から自前のコントローラーに昔ながらの押しボタン式ブレーキを装着し万全を喫しての参戦であった。(ちなみにこの押しボタンには洒落なのか洋服のボタンがついていたのには思わず笑ってしまった「これはブレーキ・ボタンや・・・」と親分) ゴールは両雄ほとんど同時ゴールという僅差で田所親分がトップチェッカーを受けた。 第3ヒートは再び小儀氏がトップ。それを菊池氏が半周の差で2位。田所氏は今回はDr.K氏、凡太郎の後の屈辱の5位。 さて、迎えた第4ヒート。ここで再びゴールデン・エイジコンビの対決である。スタートで菊池氏がリードするものの親分の後半の速さに追いつかずこれまた2位でチェッカー。小儀氏は凡太郎と同時ゴールの3位。チャンピオンの戦いぶりはまさにミハエル・シューマッハ並みか?! 第5〜6は小儀氏の作戦通りの4コース、6コースの戦いで有利に進め全てトップでのゴール。両ヒート共遂に田所親分はミスターパーフェクト小儀氏の前でチェッカーを受けることは出来ず無念の総合2位でのゴールとなる。 |
全6ヒート行われた今回のCAN-AM第2戦は、僅差の争いでまたもミスターパーフェクト 小儀氏の優勝で幕を閉じました。練習、予選と珍しくスピンやコースアウトをしていたミスターパーフェクトはさすが本番では強さを発揮し、遂に万全の体制で臨んだ(!?)田所親分を撃破し、2連勝を達成することに成功しました。しかし、その差はミスターパーフェクト小儀氏の131.8周に対してなんと親分は131.4周という0.4周という僅差での2位はさすがでした。
3位は往年の腕前を復活させた菊池氏が約2周差で3位。そして、マイペースで完走を狙った走りが成功したのかDr.K氏が4位。凡太郎は5位。野村氏は6位という結果でありました。 |
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( CA-1 class : 1964-1968 CA-2 class : 1969-1974)
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(C) Photographs by Hirofumi Makino, Dr.K and Hiroshi Tadokoro.