パート１として掲載させて頂いた「１９６８年日本グランプリ、その他編」に続いて、「１９６９年日本グランプリ、その他編」を再び岩田氏に、貴重な写真と共に当時を回想して頂きながら、富士スピードウェイで展開されたニッサン、トヨタ、そして、タキレーシングの凌ぎを削る戦いを振り返ってみたいと思う。

　ところで、余談だが、私にとって生沢　徹がカレラ６で勝った１９６７年第４回日本ＧＰから、T.N.Tの対決で沸いた６８〜６９年日本ＧＰというと、丁度中学１年生から３年生の３年間であった。そして、一番感受性が強い年齢の時期でもあったと思う。そんな６０年代末期を日本グランプリの興奮と共に過ごせた事は、今さらながらこの時代に私を生んでくれた親に感謝しなくてはならないと最近は特に思うようになってきた。
それだけに今だにその興奮を忘れる事は出来ないし、これからもきっと忘れる事はないと思っている。
　そして、この岩田氏回想録により、その興奮を再び思い起こさせて頂くことが出来て、本当に感謝感激である。
貴重なレポートを書いて頂いた岩田氏に、この場を借りてお礼を申し上げたい。