Come
back Alfa Romeo Racing Prototype
in Le Mans !! |
![]() TOP : 1/24 scale Resin's Alfa Romeo T33 in 1967. Modeling by Kazuyuki Kogi. (C) Photograph by Hirofumi Makino. |
1967年、それまで高性能ながらGTカーであるTZ2などを走らせてお茶を濁していたミラノの名門がついにまた本格的なレース活動にカムバックしてきました。実はアルファがル・マンなどのスポーツカーレースに挑戦するためのマシン開発を始めたのは、3年前の1964年9月でありました。プロジェクト名は「105.33」。
エンジンは90度V8DOHC(ボアXストローク=78X52.2)1995cc2プラグでルーカス間接噴射を使い実に270PSを絞り出す強力なもの。同時代のポルシェ910が220-230PS、ディノ206Sが220PSだからその強力なパワーがわかるというもの。また、シャーシは独特で太い2本のチューブを平行に並べて組み上げているものでなんと燃料タンクも兼ねているという異色なもので、サスペンションなどは当時の常識であるダブルウィッシュボーンでありました。 ボディデザインは社内で行なわれたものと思われますが、すでにポルシェやフェラーリがFIA新規格に合わせてウエストラインを低くしてボディラインを作り出していたのと比較するといささかアルファのデザインは古さを感じないわけにはいきませんでした。 しかし、現在このT33を見るとなんとも愛らしいコークボトルラインがかえって新鮮に見えてしまうのは私だけでしょうか。 たとえて言うのであれば、あのチャパラル2C,2D(デイトナタイプの可変スポイラー付き モノグラムの2D)などのコークボトルラインと同じように・・・・。 さて、またまた前置きが長くなってしまいましたがKogi氏にフェラーリ330P-4と共にお願いいたしましたこのアルファロメオT33ル・マン テストディ仕様製作記をご覧ください。 ちなみにこの1/24アルファT33はレジンボディであり、かれこれ10前ほど前に発売されたもので、現状を見るとレジン独特の“ヒケ”がかなり両サイドに現われておりその修正からスタートするという苦難の道のりでありましたことを最初にお伝えいたします。Kogi氏にこの場を借りてお礼を申し上げます。 |
ALFA
ROMEO TIPO 33 PHOTOGRAPHS
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アルファロメオT33 #37
1.67年ル・マン テストディにおける2000cc以下クラスのトップタイムは#37号車( Andrea de Adamich )であったので このマシンを作ることにしました。 当時のCGとかASに掲載している記事については、#37の写真が無かったり、最速車のカーナンバーの把握が 出来ていなかったので資料があまりなかった。 2.ドライバーフュギュア
![]() 今回は付けていませんが、すぐに追加出来るので時間が有りましたら、付けてやって下さいまし。 4.リヤエンドのパネル(テールランプとテールランプの間)については製作時にはリヤビューがセブリング出走時のモ ノクロ写真しか無かったのでそれを参考にグレーと推測して塗装しました。
5.ミラーはキットに付属していなかったので、奥方がプラ棒からセッせと削り出し。
ボディー色を含めてこんな感じで良いのかどうか、微妙なところでは有りますが完璧を求めるといつまでも完成しないので、妥協の産物といったところです。 アルファロメオ T33/01 テクニカルデータ ボディー関係 メーカー 製品番号
シャシー関係 メーカー 製品番号
ホイールベース 88.5mm
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(C) Photographs
by Hirofumi Makino.
Special thanks
Kazuhiro Kogi.