モデルカーが大好き! POLISTIL MODELS made in italy |
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このシリーズには、この「フェラーリ312T2」以外に、「フェラーリ312T4」、「フェラーリ126C3」もラインナップされておりました。 |
タイヤの材質は、プラ製で、まったく走るような感じに見えませんが、本当に走るのでしょうか?! |
ガイドシューは、ブラシ部分が固定式で、ガイド部だけが左右に動く方式。 後部に、マグネットが付いているところを見ると・・・。 |
それに、このブラシが直接モーターまで来てるのには、正直ビックリです! これって、新しい“スイング・アーム”の考え方でしょうか!? |
前輪は、上下に動くように軸受けがありませんでしたが、後輪は、ナイロン製軸受けが付いています。 |
フォードJ CAR には、2種類のタイプが存在していましたが、このストロンベッカ―のタイプは、後期モデルであります。 前期モデルとの違いは、鋭くのびている前期モデル・フロントノーズ左右先端が取り外されているぐらいのものであります。 |
この車の特徴は、当時のチャパラルではすでに実践済みの“オートマチック・トランスミッション”を持ち、24時間のドライブにおいての操縦性向上を目指した画期的なマシンだったのです。 しかし、リバーサイドでの名手“ケン・マイルズ”によるテスト中の事故死等で、ついに「フォードJ CAR」プロジェクトは中止され、その遺産は、のちの「フォードMKVI」へと受け継がれていくのでした。 |
これも「フォードJ」同様、「ストロンベッカー」製1/32スケールのスロット用ボディであります。 |
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昔ポール・ニューマン主演の映画「レーサー(WINNING)」の最初の場面に登場したのがこの“マッキー・スペシャル”でありました。
正式名「Mckee Mark 7(マッキー・マーク7)」は、1968年のCAN-AMシリーズに初登場しました。 8000ccオールズモービル・エンジン搭載のマッキー・スペシャルは、“ボブ・マッキー”というオーナーが製作したスペシャル・マシンであり、当時流行した“くさび型”を思いっきり強調したレーシングカーでしたが、マクラーレンM8Aやチャパラル2G等にはまったく歯が立たず惨敗を喫してしまいました。 後年、日本のカー・デザイナー“林みのる”により、超究極のくさび型レーシングカー「マクランサ・くさび」が開発されるまでこのマッキー・スペシャルは、唯一のくさび型マシンとしてレース界に君臨したのでした。 ちなみに、1968年度CAN-AMシリーズの戦績は、全6戦中完走2回(第1戦 Elkhart Lake 予選9位 決勝7位。第3戦 Edmonton 予選23位 決勝6位入賞)、リタイヤ2回、不出場2回、総合成績は15位という結果に終わりました。 ドライバーには、1968年「第5回日本グランプリ」に出場したニッサンR381の開発ドライバーとして来日した事もある“チャーリー・ヘイズ”が担当しました。 |
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そういえば、1968年頃だと記憶しておりますが、田宮模型から1/32スケール「クイックレーサーシリーズ」というすばらしいモデルカーたちがありました。 車種として、シリーズNO.1「ポルシェカレラ10(生沢徹仕様)」、NO.2「チャパラル2F」、NO.3「ニッサンR381」、NO.4「ローラT70MKIII」、そしてNO.5「フォードF3L(P68)」というなんとも豪華なラインナップでありました。価格は、当時300円で発売されていました。 私は当時、幸運にもNO.4「ローラT70MKIII」を購入する事が出来、当然の如くモデルカー・レーシングへのコンバートをいたしました。シャーシーは、当時手持ちのモノグラム製1/32スケール「フェラーリ275P」用のものを改造して使用しました。 この田宮「クイックレーサーシリーズ」のすばらしいところは、幼年者を対象としているにもかかわらずボディの出来がすばらしい事です。以前同社で発売されていた1/32「ロータス30」と同程度の成型技術を持って製作されたこれらのモデルカーたちは間違いなく当時、そして現在も含めて最高の1/32スケールモデルカーだといえるでしょう。 |
ここに、1968年2月発行「モデル・スピードライフ」 モデルカー製作特集の中に面白い企画記事がありましたので、例によって引用させて頂き特集してみたいと思います。
“ボディとシャーシーの組立て” これは、最近のモデルカーレーシングの静かなブームにより、ホームサーキットを引っ張り出して楽しんでいるからのようです。 このホームサーキットには、1/32クラスが適していると共に、最近のプラ模型には多くのスケールのモーターライズやゼンマイカーが発売されているので、このプラ模型のボディを利用する車が多くなったためでしょう。 特に最近発売になった田宮模型製1/32スケールのモーターライズのミニレーサーシリーズは、小さいながらもよく出来ています。 また性能の良い1/32スケール用パーツ類がなかったのですが、このほど青柳金属から発売になった、1/32用シャーシーセット(R:555-E)は後輪にカラータイヤとワイドホイルを使用、その他モーター以外の全パーツがセットされています。 このシャーシーは高性能を十分に出すため、低重心に設計され、またボディ・マウントは最近流行のローリングマウントになっております。また、フロント・シャフトが左右別々に回転するフリースタイルと高性能の要素を取り入れております。 このシャーシーを田宮模型製1/32スケールのボディに合わせたところ、ホイールベースがピッタリと合いました。 田宮模型では、このミニレーサーシリーズとして、NO.1 ポルシェカレラ10、NO.2 チャパラル2F、NO.3 ニッサンR381、NO.4 ローラT70MKIII、NO.5 フォードF3L を発売しました。 これらの車種を見ますと実物のレース場で人気のある車ですし、またモデルカーレーシングでも人気の高い車種です。 これらの中から、NO.1 ポルシェカレラ10を選んで使用してみました。 |
(2)シャーシーにFT−16Dモーターを取り付け金具を使用し取り付けます。 次ぎにモーターマウントのシャフト穴にオイルレスメタルを入れ、クラウンギヤを一緒に入れるようにシャフトをセットします。 ワイドホイルにカラータイヤ(カラ―タイヤとは・・・、懐かしいです!オレンジが一番食いつきが良かったですよね! 主宰者)をセットしたら、ナットで締め合わせて取り付けます。ボディの幅に合わせてタイヤのトレッドを、付属の金属スペーサーで調整します。 (3)前輪シャフトをシャフト受けパイプに入れ、前輪ホイルにタイヤをセットしたものをナットと締め合わせ固定します。後輪と同じようにボディ幅に合わせて、スペーサーを入れトレッドを調整します。 |
(4)田宮模型1/32スケール、ミニレーサーシリーズ (5)レーシングカーに必要なボディ部品 (6)ボディ後部を接着したら、ボディ全体を白色に塗ります。フロントエア取入れ口、フロントウインドシールゴム部をつや消しの黒で塗ります。 次ぎにウインドグラスを接着します。1/32用ドライバーをハンドル(黒)、手袋(茶)、ヘルメットとスーツ(白)、ヘルメットの頭部(茶)←注1(生沢徹のカラーは、白地に日の丸カラーですから、赤の間違いですね!・・・ 主宰者)に塗って生沢選手として、これを黒紙(昔よくラシャ紙を使いました・・・ 主宰者)の上に乗せ、ボディにセロハンテープ止めします。 (7)リヤのテールライトを赤、エキゾーストを黒、キャブレターを銀色に塗ります。 ところで、この1969年2月号の「モデル・スピードライフ」誌には、この田宮1/32シリーズの事を「ミニレーサーシリーズ」と呼んでおりますが、先に述べました1968年の田宮模型広告では、「クイックレーサーシリーズ」と明記されていました。ということは、約1年間の間にこのシリーズは、2回名称が変わったということなのでしょうか!? リバイバルする度に名称が変わる事は、よくあるのでありますが、御存知の方がおられましたら御教示頂ければ幸いです。 |
(8)スポンジ、真鍮板、2mmビスナットを使用しボディマウントを2個作ります。 (9)ボディ取り付け金具をシャーシーに取り付け、スポンジのサイド部分をボディ内側のサイド部にボンド(コンタクト)で接着します。タイヤがボディに接触しないように、シャーシーの取り付け位置を決めてください。 (10)シャーシーを取り付けたら、ボディにデカールをはります。‘68 日本グランプリに出場したと同じようにしました。 ★本誌代理部科学教材社調べの価格 ボディ 田宮模型製 1/32スケール ミニレーサーシリーズ 各300円 NO.1 ポルシェカレラ10 NO.2 チャパラル2F NO.3 ニッサンR381 NO.4 ローラT70MKIII NO.5 フォードF3L シャーシーセット 青柳金属製 R : 555-E 600円 モーター マブチFT-16D 350円 |
ということで、「オモチャなモデルカーが大好き!!」を終わらせて頂きますが、そういえば、2年前田宮模型の1/12スケール「ローラT70MKIII
」が再販された時、少年時代からの憧れだったゆえにすぐに購入してしまいました。しかし、当時買えなかったモデルたち(田宮製1/18スケール再販も含む)を再販とは言え手に入れてしまうとなにか虚無感というか気が抜けるというか・・・、考え方ですが、一生買えない方がむしろよかったのではとも思ってしまいました。
とはいうものの、今回御紹介した田宮模型製1/32「クイックレーサーシリーズ」がもしも再販されたならばそんな感傷に浸っている暇もなくきっと買いあさってしまうのではなどど思うワガママな私がここにいるのも確かなのでありました。 それでは最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました。感謝いたします。 (おわり)
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(C) 28/JUNE/2000 TEXT AND PHOTOGRAPH BY HIROFUMI MAKINO |