(1) カツミモーターを搭載した
ニチモシャークノーズSPLを作ってみよう!!

 Let's make a 1/24 scale Ferrari 156 Sharknose SPL made by Nichimo using the Katsumi motor for model locomotives!
Make it like a slot car in the early 1960s.

 
 
 1) 生産台数(実車ではなくニチモのこと)がおそらく他のスロットカーと比べて多いシャークノーズは、我が家にも未組み立てキットも含めて数台あります。
ジャンクボディなので、ドライバーが休憩中で不在なものや、ドライバーはいるがシャーシーがないものなど色々です。
今回「切ったり。貼ったり、削ったり」するので、先ずはそうしてももったいなくないものをこれらのジャンクの中からピックアップします。
 
 
 
 
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 2) 最近、オークションサイトにおそらく60年代当時制作されたと思われるカツミモーター搭載のスロットカーを見かけ、味のあるその作りに興味を持ち、それならばどこにでもある「ニチモシャークノーズ」のボディーを使ってそれを作ってみようと思いました。
 下の画像は、日本モデルカーレーシング創成期に作られたオール自作シャーシです。 こんな感じを目指します。
 
 
 
 
  3) 先ずはボディーから。背の高いカツミモーターは当然ボディーに入りきらず、リアのエンジン上部をカットします。
 その穴の前後に残った凸部分やそのさらに後方のエアインテークも削ります。
 理由はありませんが、何故か*のっぺり*とした、色もお決まりの「赤」ではない「シャークノーズ」を作ります。
 
 4) リアエンドのシルバーのグリル部分はベースの厚紙を貼ったあとパテ埋めし、面一に。
 その下部にあるエグゾーストパイプ2本も省略します。
 
 5) パテ埋めをサンドペーパーでならし、この後ホワイトサフェーサーを吹きます。
 6) なんだか中村産業のシャークノーズのモールド色のようです。
 
 
 
 
 
 7) ボディーの部品写真です。ジャンクから外したウィンドーシールドは使わず、別に作成します。
モーター後部上面がチョット寂しいのでジャンク品のエグゾーストパイプを付けます。
 
  
 
 
 
 
 8) ニチモジャンクシャーシーのモーターホルダーの穴加工。
  カツミモーターには少し小さめなので口径を広げます。(ホルダーなんでピッタリはまる口径まで。大きくなりすぎないよう注意して。)
 家にあるカツミモーターのついた古いスロットを見ると金属ピニオンの穴を広げ、穴にハンダを流して固定しているものが多いです。
 今回は現行のRC用ナイロン製12歯 2.35mm穴径を用意しました。きつめですが押し込むとピッタリ。
 
 9) ジャンクシャーシーにモーターを載せてみました。
 コグレのシンプルなシャーシーと珊瑚、天賞堂などの鉄道模型用モーター。こんなのも合体出来たら面白いかもしれません。
 
 
 
 
 10) さてシャーシーを組み立てる前にタイヤの選択。
最近になって新品の同じ25mmタイヤが入手できましたので、これを使います。
このタイヤは前輪用で、イマイクーパーF1に付いていたものと同じものを用意したと思っていましたが、こちらは全ゴム製ではなく、中空タイヤでした。
また、ホイール穴にはねじ切りがないのでイマイについていたシャフトを外れないホイールごと使用し、中空タイヤのタイヤのみ付け替えます。
 スロットカーなのに鉄道模型用モーターやUコン用タイヤ。60年代当時の方は、いろいろあるものを組み合わせてオリジナルの車製作を楽しんでいたのでしょう。
 後輪は前輪のデザインに合わせ、ツルッとした外観のもの(GOSEN)を選択しました。
 
 
 
 
 11) モーターを集電ブラシを付けたピックアップに繋ぎます。
   これでシャーシーは完成。
 
 
 
 
 12) ボディーの足りないパーツを作成します。ウィンドーシールドは何かの部品の入っていたパッケージから切り出します。オリジナルよりちょっと丸目な形状。ついでにテールライトも切り出します。
 
 
 
 
 
 13) エグゾーストパイプホルダーを作成。色を塗って取り付けます。ウィンドーシールド、バックミラーも取り付けます。
 
 
 
 
 
 
 14) 完成したシャーシーにボディーを取り付けます。これで完成しました。
 
 
 
 

 END


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