「ホビーフォーラム 2016」にご来場、そして当方「くるま村少年団」ブースに立ち寄って頂きありがとうございました。

 "Club Sebring"のセブさんに誘われて初めて参加させて頂いたのが2008年ですから、早くも8度目の展示参加となりました。 この8年間には色々な出会いもあり、皆さんと共に歩むことが出来た年一度の活動がとても今の私にとっては生きる活力となっています。 この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 さて、今回も相変わらず(!?)60年代から70年代中盤ぐらいまでの日本レースシーンを中心とした展示内容がテーマとなっています。
そして、どうしてもそのレースシーンに欠かせないのは「旧 富士スピードウェイ」ではないでしょうか。
私は小学校6年から中学生時代にかけて第3回日本グランプリから69年日本グランプリの興奮を体験しましたが、実際に富士スピードウェイに行くことが出来たのは富士グランチャンピオンシリーズが開始された1971年でした。
そして、昨年のホビーフォーラムでは憧れだった富士スピードウェイのストレートをなんとか再現しようと試み、皆さんのご協力を得て雰囲気重視の展示することが出来ました。

 さて、今年は?!ということで色々構想はあったのですが、いかんせん自身の製作技術には限りがあります関係で、夏ごろまではイメージだけ選考して上手く進めずにいたところ、日ごろから色々アドバイス(!?)を頂いている方より実践テクニックを伝授されなんとか完成まで漕ぎ着けたというのが現状でした。

 昨年とは違い今回は「富士のヘアピン」をテーマとしていましたので、どうしても本格的なジオラマ技術が必要となることから本当に試練の連続でしたが、的確なアドバイスを頂きまだまだ未熟ながら完成することが出来ました。
この場を借りてお礼申し上げます。
 


TOP : A exhibition booth of my club. in "Hobby Forum 2016"
This is the 1960s scene in Fuji Speedway.
 
 クリス・エイモン追悼企画

 今年の8月3日に73歳の若さでこの世を去った不出世の名グレーテッド・ドライバー"Chris Amon"(クリス・エイモン)の追悼企画展示を当方ブースで同時に行えたことはとても有意義な企画でした。
 日本でのエイモンの人気は高く、ホンダのドライバーだった"John Surtees"と共に当時の活躍を称えるファンは多いです。
 今回、展示作品を製作するのは最古メンバーのセブさんともう一人は1/43スケールで毎回参加されている伝説のクラブ「ル・マンの会」の 安栄氏のお二人。
そして、サプライズとして世界を舞台に活躍されている日本が誇るイラスト・レーター“佐原 輝夫”氏(以後テリー佐原氏)の絵画による展示参加であります。 その圧倒的な迫力を持つこの“クリス・エイモン”とフェラーリの絵画はエイモン追悼企画にまさにジャストフィットという感じでありました。 この場を借りてテリー佐原氏にお礼を申し上げる次第です。
 
 

クリス・エイモン追悼企画作品集

 そして、もう一つの追悼企画(!?)となったのが チーム・トヨタで活躍し、若くしてテスト中にレーシングコースで散った“福澤幸雄”と彼がもっとも輝いていた1968年日本カンナムでの愛車“トヨタ 7”の展示でした。 彼はこのレースで並みいる7000cc級ビッグマシンを蹴散らして日本人最高位の4位に入賞したのです。

 そして、意外とその時のモデルをモデルカーとして再現した作品がなかったところに着眼点を置き製作を開始したのが モデラー“野上 稔”氏。 最近では連載で“オールドタイマー”誌に氏の過去の作品が特集され、さらに注目が集まっている超実力派モデラーであります。
 

                 モデラー 野上稔 氏 出品作品集

 
 「高原 敬武 コレクション」を高原 敬武 氏ご本により依頼を受けて製作続けている 西岡 照夫 氏に今回無理を言って高原氏のオフィスより借り受けてもらい展示して頂きました。 
 
 展示作品はすでにHP「くるま村の少年たち」に紹介済みの"71' Suzuka 500Km winning Porsche 906"と "74' JAF GP winning March 742 BMW"の2作品です。 しかしながら、実物を見るのは初めてで感激しました。
 
 また、知人より当時高原氏のマシンに貼られていたイラスト風ステッカーの画像を紹介されましたのでなんとか修正加工をして再現してみました。
 

TOP : Porsche 906 in 71' Suzuka 500Km.
Driven by Noritake Takahara.
TOP : 1/24 scale Porsche 906 built by Teruo Nishioka.
The Original work pipe frame.

TOP : The Original Takahara Racing Mark.

TOP : 1/20 scale March 742 BMW.
Full scratch building by Teruo Nishioka.

Material of the body is made of brass.
It was to form with out hitting it.

TOP : Built by Teruo Nishioka

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(C) Photographs and textreport by H.Makino.

Special thanks : Teruo Sahara.