TOP : The F200 Round 4 Winner Tom Kikuchi's Chaparral 2D.
(C) Photograph by K.Owari.
MSL F200 Champion Ship Round 4 
In Racing Paradise
04/OCT/2003 
Tom's Works Gots a win in the F200 Round 4.
Whatever Happened To Boss Tadokoro.

TOM菊池選手初優勝 !! 

 必勝を期したBoss田所選手、予想外の3位。 シリーズチャンプ決定は最終戦までもつれ込む。
 

 TOM旋風巻き起こる!!

 第3戦でレンタカーながら総合3位に入賞した菊池 勉氏(以下TOM菊池)はその後ワークスチームを結成し、精力的にマシン開発を行ってきた。実はTOM菊池氏は鳥海氏と共に1960年代のスロットレーシング界を席巻し続けた後、ラジコン界に転進。そこでも斬新なメカニズムでTOM旋風を巻き起こし世界を制したという輝かしい実績を持つ実力者であり有能なマシン開発者でもあるのだ。そんなTOM菊池氏がこの第4戦に備えて、なんと前代未聞の秘密兵器を登場させるという情報がMSL編集部に入った。すぐさまその真意をTOM菊池氏に伺う事にした。
「チャパラル軍団を率いているのだから当然本物と同じ機能を持ったマシンを作りたかったからね!」とだけ氏は我々に答えてくれた。
 さて、レース当日同時開催されるCAN-AM第3戦と同じく車検を行うが基本的にF200マシンのレギュレーションはフォーミュラカー、ドラッグスター以外の実際のレースに出場、および予選等に出場していた実績のあるマシンであればなんでもOKであり、CAN-AMのような最低重量、ロードクリアランス、ホイール/タイヤ径の規定がない。しかし、参加ドライバーのほとんどが60年代に憧れる60年代リアル・タイマーということもあって、どうしても採用されるマシンが60年代から70年代初頭のものになってしまうのが実情だ。
予選はF200レースの場合はない。くじ引きでコース順を決めた後、都合でF200レースを欠場した鳥海氏を除く11名が決勝レースに臨んだ。
注目のTOM菊池氏の秘密兵器は、まだ開発不足ということで今回は参加は見送られノーマルなシャーシでの参加となった。
それでもTOM菊池氏のスピードはトップクラス。シリーズトップを走るBOSS田所氏や先のCAN-AM第3戦で優勝し、早くもシリーズチャンピオンを決めたWelsh小儀選手を凌ぐラップタイムを練習中に出しているのは流石だった。
 今回ちょっとした珍事があったことも報告しておこう。それはBOSS田所氏と芹沢氏が出場したレースで起こったことだった。全F200レース中最高ラップを芹沢氏が記録したのだ。そのタイムはなんと9秒台!!まずF200ではあり得ないタイムである(CAN-AMでの予選で9秒台が最高タイム)。想像するに、コースアウトしたBOSS田所氏のチャパラル2Cが同じくコースアウトしたと思われる芹沢氏のマシンと手違いで入れ違ってしまい、いち早く計測地点を通過してしまったからではないかと思われる。

出場選手および出場マシン


Driver
Machine
Weight
Tadashi Arai
Nissan R380II / ( Porsche 906 )
139.7g / 126.7g
Kimimasa Owari
Honda S600 / Ferrari 330P4
113.8g / 176.5g
Dr.K
Alfa Romeo Canguro / ( Lotus 30 )
157.6g / 158.9g
Tsutomu Kikuchi
Chaparral 2D
142.8g
Kazuhiro Kogi
Nissan R380II / ( Alpine A110 )
128.2g / 125.4g
Hiroshi Shirasaka
Ferrari 250GTO
161.2g
Hiroshi Serizawa
Chaparral 2C / ( McLaren Elva )
134.9g / 153.7g
Hiroshi Tadokoro
Chaparral 2C
109.7g
Yasutaka Nomura
Porsche 904GTS
-----
Hirofumi Makino
Fiat Abarth
120.9g
Mitsuru Yamazaki
Mini Cooper
132.8g
F200 Champion Ship Round 4 Results
F200 Champion Ship Round 4 Final Results


 上のリザルトを見て頂きたい。TOM菊池選手は6ヒート中5度Welsh小儀選手とぶつかりその内4度勝利している。つまりその差がそのまま最終結果として現れているのが分かる。直接対決で勝利する事、それは勝負事の鉄則である。残念ながらBOSS田所選手はこの2人との直接対決が結果的に3度しかなかったことは少々不運だったのではと思われる。
また、久々の出場である白阪選手はやや重量の重いフェラーリ250GTOをノーミスで走らせ総合5位と健闘。初出場の北関東溝車振興会の忠臣荒井選手も頭領尾張選手を僅差で押さえて総合6位をゲットした。また、第2戦で総合2位となった新星芹沢選手は今回マシン調整が上手く行かず10位と振るわなかったのはなんとも残念だった。次回の奮起を期待したいところだ。
MSL F200 Champion Ship Point Ranking


Driver/Race
Round 1
KY Circuit
15/FEB/2003
Round 2
Chaparral C.K
22/FEB/2003
Round 3
Chaparral C.K
23/AUG/2003
Round 4
Racing Paradise
04/OCT/2003
Round 5
Racing Paradise
???
Total
Hiroshi
Tadokoro
( Cobra 427 )
( Chaparral 2C )
6
9
6
4
-
25
Kazuhiro 
Kogi
( Cobra 427 )
( Alpine A110 )
( Nissan R380II )
9
-
9
6
-
24
Tsutomu 
Kikuchi
( Nissan R380II )
( Chaparral 2D )
-
-
4
9
-
13
Dr.K
( McLaren Elva )
( Lotus 30 )
( Alfa Canguro )
4
2
2
0
-
8
K. Owari
( McLaren Elva )
( Ferrari 330P4)
( Honda S600 )
3
4
-
0
-
7
Hiroshi Serizawa
( McLaren Elva )
( Chaparral 2C )
-
6
-
0
-
6
Yoshitaka
Nomura
( Porsche 904 )
-
-
3
3
-
6
Hiroshi
Shirasaka
( Ferarri 250 )
-
3
-
2
-
5
Hirofumi
Makino
( GT40 )
( Fiat Abarth )
2
0
1
0
-
3
Mitsuru
Yamazaki
( McLaren Elva )
( Mini Cooper )
-
1
-
0
-
1
Tadashi 
Arai
( Nissan R380II )
-
-
-
1
-
1
 最終戦を残してこのランキングだ!
まさに最終戦はBOSS田所選手とWelsh小儀選手の一騎うちという様相だ。わずか1ポイント差での対決は必ずや最高のレースとなるはずである。また、この争いにTOM菊池選手が絡むとすればさらに緊迫したレースが予想される最終戦だ。
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(C) Photograph by K.OWARI.
Special thanks Welsh Kogi.