ついに開幕 !!! MSL杯 CAN-AMシリーズ第1戦 貫禄のマクラーレンM6A独走で完全勝利を飾る!! 2003年6月21日(土) シャパラル サーキット
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去る6月21日(土)、全員60年代モデルカーレーシングに洗礼を受けた中年親父たちによる“カンナム・シリーズ”第1戦が盛大に深谷 シャパラル・サーキットにて開催されました。
第1戦ということもあって、当初参加予定でありました3名が諸般の事情で参加出来ずやや少ない5台によるレースでありましたが、流石当時のマクラーレン・カーズと同じように用意万端(体調は最低だったようですが・・・)で本戦に臨んだ小儀和宏氏が素晴らしい仕上がりのM6Aのボディとベストセッティングされたプラフィット・シャーシにより予選、本戦全ヒート共他車を寄せつけない完全制覇で優勝しました。これは60年代スタートでトップに立ちそのまま優勝してしまうあの伝説の“鳥海志郎”氏を彷彿させるものでありました。 また、対抗馬として注目されていた68年等々力12時間レース優勝者であり、あの“全輪サスペンション ホンダF1”の製作者として有名な“田所博史”氏は大阪遠地より東京に移動中、大阪空港にてオイルやボンベなどスロット用メンテナンス用品をテロ(!?)ではないかと搭乗拒否され、仕方なくアタッシュケースを開けてスロットカーを検査員の女性に見せて「これでレースするんや!!」と説明、軽蔑の目で見る女性検査員を尻目に「今度から新幹線にするわい!」と捨てセリフを残しながらやっとの事で搭乗するというアクシデントや、レース車検で最低地上高(1.5mm以上でなくてはならない)で不通過、それが原因か(!?)最良のセッティングが短時間で出来ず結果はブービーとなる大波乱で涙を飲みました。 さて、今回のレースは、当時のCAN-AMシリーズを再現してその興奮を再びスロットレーシングで楽しもうという趣旨で行なわれたもので、モーターはF-100のワンメイク。シャーシはさかつう、プラフィット、そして自作シャーシでの参加がOK。将来的にはCAN-AMカーが好きであれば誰でも参加できるレースにして行きたいと思っていますので興味がある方がいらっしゃいましたらぜひ御一方頂ければ幸いです。 |
ところで、今回最も注目されたマシンといえばやはり白坂氏の“チャパラル2J”ではないでしょうか。
さらに実車同様“2J”の最大の特徴であったあの“バキューム・システム”を再現したことはまさに驚異でありました。 細部に関しては次回製作記として白坂氏にコメントを頂きながら紹介して行きたいと思っていますので御期待ください。 さて、今回のCAN-AMシリーズ第1戦の結果は下記の通りでした。 第2戦は、8月23日(土)、同じくシャパラルで開催予定です。 CAN-AM
ROUND 1 RESULTS
RESULTS
注)CA-1class は68年以前のCAN-AMおよびUSRRCの車種。CA-2
classはそれ以降74年までのCAN-AMカー。
TOP : The winner and others---. (C) Photograph by Hirofumi Makino. |
The
winner ----( Overall, CA-1 1st)
McLaren M6A TOP : The parfact "M6A" by Kazuhiro Kogi. (C) Photograph by Hirofumi Makino. 2nd
prace----( CA-2 winner)
TOP : Full scrach built Chaparral 2J by Hiroshi Shirasaka. TOP : The "fan car"#66 Chaparral 2J Ground Effect Vehicle. It's moving !! (C) Photographs by Hirofumi Makino. |
3rd
prace---( CA-2 2nd)
Porsche 917/K TOP : 1973 Can-Am King "Porsche 917/10K" by Dr.K. The Original frame by S.K. It's wight about 200g ?! (C) Photographs by Hirofumi Makino. |
(C) Text reports, photographs by Hirofumi Makino.