The
King of Under 2000cc class "Porsche Carrera 6"
TOP : The Carrera 6 at Le Mans Testday's pit. (C) Modeling by T.S. 1966年のル・マンと言えば、フェラーリ対フォードの一騎打ちが注目の的でありましたが、実はもう1つの戦いがル・マンでは繰り広げられようとしていたのです。 1966年のル・マン テストディにおいて登場した2リッタークラスの雄“ポルシェカレラ6”とフェラーリが主力旗艦“フェラーリ330P-3”と共に発表した“ディノ206SP”との対決でありました。しかし、ディノはセブリングで総合5位に入ったにもかかわらずここテストディには不参加。カレラ6との対決を意識的に避けた結果となってしまった。 ところがディノ不参加で、このル・マン テストディにおいて2リッタークラス無敵と思われたカレラ6に思わぬ強敵が現われたのでした。それは、“マトラ・BRM”でありました。 元々ミサイル・メーカーであるマトラ社のスポーツカーレースにおけるデビューでありました。 将来的にはエンジンまで自社製にするつもりということでしたが、とりあえずイギリスのレース界の雄“BRM”社の2リッターV8エンジンを購入し、初年度を戦うとのことです。 このマトラがなんとテストディにおいて、最強と言われていたポルシェカレラ6を破るタイムを記録し、本戦への期待が一段と高まることとなりました。 |
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(C) Modeling
by T.S.
(C) Photographs
by Hirofumi Makino.