浮谷東次郎が愛したレーシングマシン「カラス」と「ヨタ・ハチ」
浮谷の親友“林みのる”の力作が1/24スケールで蘇る by Takehiko Sudou.
伝説の1965年全日本CCCレースで光を放った“ヨタ・ハチ” by Toshio Usui.






TOP : Built by Takehiko Sudou. (Light side)
1/24 フジミ改 ホンダS600 カラス 浮谷東次郎 について

 92年〜93年頃の作品です。 日暮里モデナの月例モデナカップのお題目がホンダS800ワンメイクレースで、
それ用にいろいろ考えた末にフジミ(日東)のキットをプラ板とポリパテのみで突貫で仕上げたものです。
資料が少ないのには苦労しました。今思うとキットのハードトップを使ったのでルーフが丸いですね。
レースの当日、記者の方が来ており、私のカラスをモデルグラフィックス別冊 エムズガレージ(M’s 
garage2 1992年2月号)誌に掲載したいとのお話をいただき掲載されたと記憶しています。

Text report by Takehiko Sudou



Toyota Sport 800 Racing
TOP : Built by Toshio Usui.
 第2回日本グランプリにおいて東次郎は、トヨタ・チームの一員としてコロナで出場しているが、目立った成績は残していない。
やはり、浮谷東次郎を語る上で欠かせないのは、1965年に諸般の事情で開催されなかった第3回日本グランプリに代わるレースと言われる 全日本自動車クラブ選手権レース大会 1965年7月17日(土) & 18日(日)での活躍だろう。
 GT-Iレースのトヨタ・スポーツ800での逆転勝利は語り草となっている。上のトヨタ・スポーツ800は、ノンスケールのティントイをリペイントして仕上げた臼井氏の作品である。
また、革新的なマシン「カラス」(ホンダS600改造)は、当時友人として一緒に活動していた 林みのる(後の童夢代表で現 相談役)がボディデザインを担当し開発したものであった。このモデルカーは、1/32スケールの市販スロットカーを素材に素晴らしいリペイント作品を製作され続けている 須藤氏の伝説のスロットカーサーキット モデナ 時代の1/24スケール作品である。

(C) Photographs by Toshio Usui & Hirofumi Makino.

Special thanks : Takehiko Sudou & Toshio Usui.