(C) Photographs by Yoshiyuki Tamura.
 
 モータースポーツの国、イギリスで毎年開かれている“グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード”は、今やレース以外のオートモービル&モータースポーツ関係イベントとしては世界最大級のもの。参加車両は、19世紀初頭の車から現代のハイブリッドカー、およびF1カーなどが一同に揃う。また、クラス別にタイムアタックを行うことも出来る。こんなイベントは他に例を見ないと言って良いでしょう。
 グッドウッドで使われるコースは、ヒルクライムコースです。下の画像が公式プログラムに載っているコース見取り図です。

 今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおけるメインテーマは、ご存知、モータースポーツ活動50周年のトヨタ自動車。
 私たちは、このトヨタ自動車のモータースポーツ活動というと、すぐに思いだしてしまうのが、トヨタ2000GTによるタイムトライアル、そして、トヨタスポーツ800を駆る“浮谷東次郎”が“生沢 徹”のホンダS600を逆転で下した1965年に開催された「第1回全日本クラブマン選手権」通称CCCレース。
そして、TEAM TOYOTA。
やはり、チーム・トヨタ時代の車を出さずしてトヨタモータースポーツ史は語れないはずです。
そして、ドライバーも然り。
そんな条件の中、“鮒子田 寛”氏を選択したトヨタモータースポーツは、まさに最高の選択をしたのではないかと思います。チーム・トヨタのドライバー中、最高の勝率で勝利を収めていた鮒子田氏。
不運に泣いた2回の日本グランプリを除いた国内耐久レースにおいて、勝ち続けた鮒子田 寛氏は、亡くなった福沢幸雄氏の後、チーム・トヨタのエースドライバーの座を守り続けた男でもあるのです。
 


(C) Photographs by Yoshiyuki Tamura.

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Special thanks Hiroshi Fushida & Toyota Motorsport.