(C) Photograph by Yoshiyuki Tamura.
 
 大変珍しいインディレーサーがありました。1962年にダン・ガーニーがドライビングしたミッドシップカー“ミッキートンプソンスペシャル”です。今イベントには、御大ガーニーではなく、同じ時代に2年連続インディ500を制したこともあるアル・アンサー・シニアがドライブします。
 クーパーがミッドシップカーとしては、初めて1961年にインディ500に挑み、ジャック・ブラバムのドライブで、予選13位、決勝9位と健闘したことを見て、ミッキートンプソンが製作し、ダン・ガーニー(アメリカ最大のヒーローで、単身ヨーロッパでフォーミュラ1に挑戦していた)をドライバーとして起用し活躍したマシン。エンジンは、ビュック4.2リッターを使用。これは、イギリスよりコーリン・チャプマン率いるチーム・ロータスが来襲する1年前の出来事でありました。
 下の画像は、イギリス勢優勢の中で行われた1966年大会に出場した2台のローラT90フォードです。
#24は、故 グラハム・ヒルが乗り、前年のジム・クラークに次いで優勝した由緒あるマシン。
#26は、オッフィエンジン搭載のローラ。ドライバーは、当時ロジャー・ワードがドライブしていたマシン。
今イベントでは、#24に元F1ワールドチャンピオン“ジャッキー・スチュワート”、#26にはUSAC王者だった“アル・アンサー・シニア”が乗るという超豪華な組み合わせでした。
 

(C) Photographs by Yoshiyuki Tamura.


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Special thanks Hiroshi Fushida & Toyota Motorsport.