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60年代の日本グランプリを語る上で忘れられないのが“ポルシェPORSCHE”である。 プリンス、ニッサンが数ある勝利を手にした原動力は、打倒ポルシェという目標があったからに他ならない。 1964年の第2回日本グランプリで、式場壮吉選手のポルシェ904GTSに打ち負かされたプリンス。 1966年の第3回日本グランプリで、滝進太郎選手のポルシェカレラ6を返り討ちにしたプリンス。 1967年の第4回日本グランプリで、生沢 徹選手のポルシェカレラ6に仇討ちされたニッサン。 1968年の第5回日本グランプリで、形振り構わずシボレーエンジンでポルシェカレラ10に勝利したニッサン。 1969年の69年日本グランプリで、最強のポルシェ917とジョー・シファートを打ち破ったニッサン。 ポルシェ打倒が全てだったと言ってもいいだろう。 |
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(C) Photographs by Motoi Hanada.