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「世紀のル・マン」などと実車の世界ではそう呼ばれていた時代がありました。1960年代から70年代初頭までは確かにヨーロッパを代表するモータースポーツのお祭りであり、フランスの大事な国家行事だったと思います。その後、このル・マンも、幾度かの危機はあったとはいえ、伝統は現在も受け継がれています。
さて、スロットレーシングの世界でも、実車と同じように、ル・マンに出場した車種に限定して、1/24スケール版「ル・マン24時間レース」を開催する趣味人のクラブや営業サーキットが多々見受けられます。今回、MSLとしては単に「ル・マン」出場車に限定すると言う事ではなく、その当時のマニファクチャラーズ世界選手権に出場したレーシングカー(プロトタイプ&スポーツカー)を対象としたレースを開催することにしました。 上の表は、深谷 シャパラルで開催された同レース結果であります。 また、MSL Welsh Kogi選手の計らいで、名古屋、大阪より4名の選手が参加されて、大変な盛り上がりで終始和やかな雰囲気のままフィナーレを迎えることが出来ました。特に、CBRのTJM選手の走りは本当に見事でありました。あのTom菊池選手が必死に追いかけても届かなかったと言う事実は凄い事だと思います。叉の対決が本当に楽しみになったこの一戦でした。 印象に残った対決と言えば、Excitingの燻し銀“渡辺選手”のポルシェ910と今回よりフシダレーサーズより参加の田村選手駆るポルシェ908LHのデッドヒートではないでしょうか?!コーナーで必死に食い下がる田村選手を直線で引き離す渡辺選手。手に汗を握る戦いでした。 また、シャパラルサーキットオーナーであり、70年代のラジコン界でTom菊池選手と共に鳴らした桐生選手の走りも流石でした。無理なコーナーリングはせずにしなやかな走りで速さを示すテクニックを存分に見せてもらいました。 さて、今回のレースは、個人戦でありますこのレースを“チーム戦”としてカウントしたらどのようになるのかを示したのが下記の表であります。ただし、各チーム(Exciting, CBR. MSL)上位2名のラップ数合計としました。
上の合計で言えば、チーム賞はMSLと言う事になりますが、仮に現在関西に籍を置くBoss田所和尚選手がTeam
CBRということになると「274.7」となり、MSL Tom&Eiko選手の合計「274.1」をわずかに上回る事になります。また、Welsh
Kogi選手が仮にExcitingのメンバーの一人ということで計算すると渡辺選手との合計で「264.2」と言う事になりますが、3位は変りません。
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Special thanks Welsh Kogi.